MotoGP第16戦日本GPが、2024年10月4日から6日にかけて、栃木県のモビリティリゾートもてぎで行なわれました。MotoGPクラスにフル参戦する唯一の日本人ライダー、中上貴晶選手(イデミツ・ホンダLCR)にとっては、フル参戦ライダーとして最後の日本GPでした。スプリントレースは他車との接触によりリタイアとなりましたが、決勝レースでは13位でチェッカーを受け、もてぎのファンを沸かせました。
日本人唯一の現役MotoGPライダー、最後の母国GPを終える
2024年シーズンのMotoGP第16戦日本GPは、中上貴晶選手(イデミツ・ホンダLCR)にとって、フル参戦ライダーとしては最後の母国グランプリになりました。中上選手は、今季をもってフル参戦ライダーを引退し、2025年からHRCの開発ライダーとなります。
10月2日(水)には東京・浅草の浅草寺でMotoGPのプレイベント『MotoGP in TOKYO』が行なわれ、もちろん中上選手も参加しました。トークショーが行なわれた後、中上選手はステージから降りて、ぎゅうぎゅうに詰めかけた多くのファンにサインをしたり、写真撮影に応じたりしていました。それは同じくトークショーでステージに立った他のライダーが退場したあとも、ずいぶん長く続きました。
このときの中上選手の心情としては、まだ「最後の日本GP」に向けた変化はありませんでした。けれど、浅草寺に集まったたくさんのファンは、もちろん中上選手がフル参戦ライダーとして、こうしてトークショーに出席したり、日本GPを走ることが最後だと知っています。中上選手はそんなファンに、行動で感謝の気持ちを伝えていたのです。
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トップ画像©LCR Honda
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【MotoGP第16戦日本GP】中上貴晶選手、「やりきった」最後の母国グランプリ
2024年10月8日掲載(「バイクのニュース」掲載ページでは、記事全文&全9枚の写真がご覧いただけます)
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MotoGPや電動バイクレースMotoEを取材して記事を書く仕事をしている、伊藤英里と申します。
2024年MotoGP第16戦日本GPでの取材をもとに、書いた記事です。