MotoGP第16戦日本GPが、2024年10月4日から6日にかけて、栃木県のモビリティリゾートもてぎで行なわれました。2024年シーズンからMoto2クラスにステップアップした佐々木歩夢選手は、難しいコンディションの中でレインタイヤを選択し、21位でゴールしました。
Moto2マシンへの適応は「あとちょっと」が多い
MotoGP第16戦日本GPのMoto2クラス決勝レースは、スタート直後の1周目に、雨により赤旗中断となりました。ここでのタイヤ選択がレースの明暗を分けました。佐々木歩夢選手(ヤマハVR46マスターキャンプ・チーム)は、多くのライダーのようにレインタイヤを選択。一方、同じ日本人ライダーの小椋藍選手(MTヘルメット – MSI)をはじめとする、8名のライダーはスリックタイヤを選んでいました。
結果的に、タイヤ選択はスリックタイヤが正解でした。12周で再開されたレースが始まって序盤の数周、スリックタイヤ勢とレインタイヤ勢のラップタイム差が明らかになったのです。
今回の母国グランプリで2位表彰台を獲得した小椋藍選手(MTヘルメット – MSI)をはじめ、トップ6がスリックタイヤ勢で、レインタイヤ勢のトップは7位でゴールしたチェレスティーノ・ヴィエッティ選手(レッドブルKTMアジョ)でした。スリックタイヤ勢6位のライダーとヴィエッティ選手との差は約18秒。それほどラップタイムの差があったのです。
佐々木選手も多くのレインタイヤ勢と同じように苦戦を強いられ、21位でレースを終えました。
「完全に、選択ミスでしたね」と、佐々木選手はレースを振り返ります。赤旗中断になったときに雨が降っているように感じ、佐々木選手は自分でレインタイヤを選択したということです。
……
続きはこちらから―――――――――――――――――――――――――――
【MotoGP第16戦日本GP】Moto2佐々木歩夢選手はレインタイヤで臨むも「完全に選択ミス」
2024年10月9日掲載(「バイクのニュース」掲載ページでは、記事全文&全6枚の写真がご覧いただけます)
バイクのニュース
https://bike-news.jp/
―――――――――――――――――――――――――――
MotoGPや電動バイクレースMotoEを取材して記事を書く仕事をしている、伊藤英里と申します。
2024年MotoGP第16戦日本GPでの取材をもとに、書いた記事です。