MotoGP第16戦日本GPが、10月4日から6日にかけて、栃木県のモビリティリゾートもてぎで行なわれました。Moto2クラスに参戦する小椋藍選手(MTヘルメット – MSI)は、母国グランプリで2位表彰台を獲得しました。チャンピオンシップリーダーで2番手との差を60ポイントに広げ、次戦オーストラリアGPでチャンピオン獲得の可能性が浮上しました。
常に冷静な判断で獲得した2位表彰台、ファンに届けたかった優勝ならず
MotoGP第16戦日本GPのMoto2クラス決勝レースは、雨に翻弄されました。予定通り12時15分過ぎにスタートすると、先頭集団が5コーナーに差し掛かる前に雨粒が落ちてきたことを知らせるレッドクロスのフラッグが振られました。コース後半はより雨粒が多く落ちており、赤旗が提示されてレースは中断となりました。
全ライダーがピットに戻り、約10分の中断を経て、レースは12周で再開となります。
ここで分かれたのが、タイヤ選択です。多くのライダーはレインタイヤをチョイス。しかし、8名のライダーはスリックタイヤ(フロント、リアともにソフトタイヤ)、つまりドライコンディションを走る溝の無いタイヤを選択したのです。
この8名の中の1人が、チャンピオンシップリーダーとして母国グランプリに臨んでいた小椋藍選手(MTヘルメット – MSI)でした。
小椋選手自身、スリックタイヤとレインタイヤ、どちらを選ぶべきか迷いがありました。そのため、「チーム内で一番自信がある人を信じた」そうです。それは、クルーチーフのノーマン・ランクさんでした。
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【MotoGP第16戦日本GP】小椋藍選手がクルーチーフを信じて選んだスリック。2位表彰台ながらファンに両手を合わせた意味
【MotoGP第16戦日本GP】小椋藍選手がクルーチーフを信じて選んだスリック。2位表彰台ながらファンに両手を合わせた意味
2024年10月9日掲載(「バイクのニュース」掲載ページでは、記事全文&全7枚の写真がご覧いただけます)
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MotoGPや電動バイクレースMotoEを取材して記事を書く仕事をしている、伊藤英里と申します。
2024年MotoGP第16戦日本GPでの取材をもとに、書いた記事です。