MotoGP第13戦オーストリアGPがレッドブル・リンクで行われ、今季からMotoGPクラスに参戦する小椋藍(アプリリア)は、スプリントレースを15位、決勝レースを14位で終えた。
金曜日の走り出しは好感触。しかし、土曜日から苦戦が始まる
オーストリアGPは、シーズン後半戦最初の大会である。小椋藍(アプリリア)は前半戦の締めくくりとなったチェコGPを終えて帰国し、日本で休養をとってトレーニングに励んだ。そして、サマーブレイクを終えて再びMotoGPのパドックに戻ってきた。
オーストリアGPが開催されるレッドブル・リンクは、小椋がMoto2クラスに参戦していた2024年、転倒を喫して右手を骨折した。こうした出来事があったレッドブル・リンクではあるが、小椋自身は好きなサーキットだ。ゆえに「このサーキットはポジティブな感情しかないですね」と前向きに週末を迎えていた。
金曜日午後のプラクティスは、12番手で終える。プラクティスは土曜日の予選におけるQ1とQ2を分ける重要なセッションだ。プラクティスのトップから10番手までのライダーは、この時点でQ2進出が決まる。Q2はQ1のトップ2を含めた12人のライダーによって争われる予選なので、Q2に進んだ時点で、スタート位置(グリッド)の12番手までに入ることが確定するのである。「予選の前の予選」とも言える、非常に重要なセッションだ。
12番手だった小椋はQ2ダイレクト進出を逃したものの、10番手のライダーとのタイム差は0.032秒だった。本当に僅差だったのだ。小椋も「いつもはかなり下のポジションですけど、(今回は)戦いのなかに入っている感じがあります」と手ごたえを感じていた。
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(トップ画像©Trackhouse Racing)
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MotoGP第13戦オーストリアGP:後半戦スタート。小椋藍は土曜から苦戦も決勝14位で終える
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2025年8月18日掲載(「モーターファンバイクス」掲載ページでは、記事全文&全3枚の写真がご覧いただけます)
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