MotoGP第17戦オーストラリアGPが、10月18日から20日にかけて、オーストラリアのフィリップ・アイランド・サーキットで行なわれました。Moto2クラスに参戦する小椋藍選手(MTヘルメット – MSI)は4位でゴールを果たし、次戦タイGPで5位以内に入れば、小椋選手のチャンピオンが決定します。
いつものように落ち着いた展開、目標以上の結果に
MotoGP第17戦、Moto2クラスに参戦する小椋藍選手(MTヘルメット – MSI)は、2024年シーズンのチャンピオンがかかる最初のレースとしてオーストラリアGPを迎えていました。前戦日本GPを終えて、ランキング2番手のセルジオ・ガルシア選手(MTヘルメット – MSI)とは60ポイント差。小椋選手のチャンピオン獲得の条件は、オーストラリアGPを終えて、ランキング2番手以下に76ポイント以上の差がついていることです。
ただ、小椋選手はこのレースウイークで「できる結果を持ち帰る」ことを主な目標としていました。76ポイント以上の差を築くには、小椋選手自身が3位以上を獲得することが必須条件であり、同時にライバルたちの順位(獲得ポイント数)次第でもありました。
また、オーストラリアGPの会場であるフィリップ・アイランド・サーキットを得意とはしていない、ということもあったのでしょう。コースレイアウトというよりも、フィリップアイランドの寒くて風の強い気候が嫌いなのだそうです。
そして今年のフィリップアイランドも、少なくとも土曜日までは、好天に恵まれませんでした。重たい雲が垂れ込めて激しい雨が降ったかと思えば、日が差し、また雨が降る。天候とともに気温も変わる、ジェットコースターのような天候だったのです。
Moto2クラスのセッションで、ドライコンディションで走ることができたのは、金曜日午後のプラクティス1の後半20分程度(しかしそれも、完全なドライコンディションというわけではありませんでした)、そして予選でした。
小椋選手は土曜日午前中、ウエットコンディションで行なわれたプラクティス2でハイサイドを起こし、背中から落下する転倒を喫しましたが、幸いにも怪我はありませんでした。
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【MotoGP第17戦オーストラリアGP】Moto2小椋藍選手、タイトル目前。不得手のフィリップアイランドでの4位に笑顔
2024年10月21日掲載(「バイクのニュース」掲載ページでは、記事全文&全7枚の写真がご覧いただけます)
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MotoGPや電動バイクレースMotoEを取材して記事を書く仕事をしている、伊藤英里と申します。
2024年MotoGP第17戦オーストラリアGPでの取材をもとに、書いた記事です。